外装品(ケース)本体材質の違い
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黄銅(Bs)・真鍮 | BRASS
銅合金の代表的なものとして上げられる黄銅材は、銅と亜鉛の合金です。加工性に優れメッキ性が良い材料で適度な硬さも備えていることから、時計では本体(ケース)のほかにムーブメント部品やバンド・チェーン等幅広く用いられています。代表的な、なくてはならない材料の一つです。
ただ、このように優れた材料である黄銅も銅合金であるために、加工直後は美しい黄色ですが、そのままでは空気中の酸に侵されて表面が曇り見映えも著しく劣化します。このため表面処理(メッキ)は絶対条件となり、金メッキやクロム・ロジウムメッキで仕上げられます。
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ステンレススチール(SS) | STAINLESS STEEL
鉄基合金で耐蝕性にに富むステンレススチールは、鉄・クロム・ニッケルの合金で、「さびにくい鋼」と言われ、化学成分の比率によって耐蝕性・加工性・切削性等が微妙に変わります。
ステンレススチールがさびにくいのは、クロムやニッケルが酸化被膜を形成し、さびを防止するためです。しかし酸化被膜ができにくい常態(ゴミ・汗・塩分)などで形成される、汚れ・埃が付着したままの常態で使用すると酸化被膜が破壊されて、さびが発生しやすくなってしまいます。そのため定期的にやわらかいクロス等で拭いてきれいな常態を保つことが大切です。
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金(Au) | GOLD
高級品に用いられる金はそのままでは柔らかすぎるために他の金属を加えて硬くして用いられます。そのため金は純金の含有度合いを表すのはカラット(Karat)で表されます。純金というのは混じりけのない100%(実際には99%以上)金のことで24Kで表されます。そして、18Kとは18/24となり、金が75%他の金属が25%ということになります。懐中時計では14K・18Kが多く使われている材料です。
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銀(Ag) | SILVER925
銀も金同様にそのままでは柔らかすぎるために他の金属を加えて硬くして用いられます。銀には空気中の硫黄化合物に反応して黒ずみが生じる性質があるため、銀の化学反応による変色を弱める役割もあります。そのため銀は純銀の含有度合いを表すのは千分率で表され、シルバー1000が純銀になります。よく見かけたことがあると思いますがスターリングシルバー925は銀が75%他の金属が25%ということになります。
当店で販売している銀無垢懐中時計では素材のままのタイプと銀の変色を防ぐために銀無垢にパラジウムメッキを施している2タイプがございます。
銀無垢懐中時計販売ページ→銀無垢懐中時計/Sterling Silver925 販売
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